突然2020年に世界的不況を引き起こしたcovid-19こと新型コロナウイルスですが、その新型コロナウイルスの影響を受けて不動産投資の物件は下落する傾向にありそうです。
新型コロナウイルスの影響を受け下落する理由
中古物件の価格が大暴落するという可能性は少ないかと思いますが、下げ幅を維持して徐々に下落していく可能性が高そうです。
売りに出す人が増加する
新型コロナウイルスの影響を受けて、仕事が減り収入がなくなってしまった人が増えて売却する人が増えた場合には、売り物件で溢れてしまい価値が下がってしまいます。
新築物件の価格も下落する
中古物件の相場が下落すれば、それと比例して新築物件の相場も下がるという傾向があります。また保有している不動産会社が中小企業の場合はキャッシュを確保するために多少値引きしても売り出したいのでこれも下落する原因になっています。
中古物件の購入時は融資の影響に注意
金融機関でも債務不履行になるケースが増えることを懸念して今後の融資は今までよりも難しくなっていく可能性があります。住宅ローンの融資をストップしている金融機関も出ているようで、融資の審査ハードルが上がっていくでしょう。
不動産投資は影響を受けにくい
住居をターゲットとした不動産投資の場合には影響を受けにくいと言われています。
不動産投資は家賃収入がメイン
影響を受けにくいという理由は、不動産投資の場合は家賃収入がメインになります。
- 家賃収入は比較的変動しにくい
- 保証会社や保証人がいる
- 国の補助がある
家賃収入は比較的変動しにくい
家賃収入は経年劣化で徐々に家賃が下がることはありますが、来年の家賃が10%下がるということはまず考えられません。入居者がいれば安定した家賃収入をえることができます。
保証会社や保証人がいる
賃貸借契約を結ぶ時に、保証会社必須の物件があるのはほとんどの人がご存知かと思います。もし入居者が新型コロナウイルスの影響で家賃の支払いができなくなったとしても保証会社や保証人から徴収することができます。
国の補助がある
新型コロナウイルスの影響で厚生労働省が「住居確保給付金の支給対象の拡大に係る生活困窮者自立支援法施行規則の改正予定について」とリリースしています。
家賃が低い物件への引っ越し
新型コロナウイルスの影響を受けてしまい、収入源で支払いができなくなってしまう前に家賃が低い物件への引っ越しを検討する人が増加してくる可能性があります。そうなるとこれからの不動産投資ではハイグレードな投資物件ではなく、時代の流れに沿った物件選びという事も大切になってくるのではないでしょうか。